断熱吹付中
こんにちは、工務の品川です。
先日、防水紙の監査に行ったとき、ちょうど断熱工事をしていました。
弊社の新築工事の標準仕様、硬質ウレタンフォーム(発泡ウレタン)は液体を吹き付けると
化学反応を起こして膨らんで細かな隙間も埋めてくれるものです。
簡易の実験キットが会社にあるため、もこもこに膨らんでいくところを見たことはあるのですが
実際の建物に吹き付けると、より膨らんでいく様子がわかりやすく、迫力がありました。
一部しかブログに載せられないので迫力が伝わるかわかりませんが…
建築工事中は1つのお家をつくるために、約40業種の職人さんが仕事をしてくださいます。
建物が出来上がっていく様子は見学しているだけでも楽しいです。
ぜひお気軽に現場に足を運んでみてください。
壁の雨漏り・カビ対策 防水の監査
こんにちは、工務の品川です。
今日は外壁の防水紙の監査に行ってきました。
今回の監査では、外壁に施工した透湿防水シートと胴縁、そしてバルコニーの防水の確認をします。
まず、透湿防水シートはその名の通り、湿気は通し、水は通さず防いでくれるシートです。
➀室内で発生した水蒸気などの湿気を含んだ空気を通し、通気層から外へ出して結露を防ぐ。
②外から雨水などが万が一進入しても中へ入り込むことを防ぎ、すぐに流して腐食やカビを防ぐ。
この2つの働きをしてくれる重要なものです。
その透湿防水シートの、上下と左右に重ねる幅、穴や破れがないか、窓まわりの処理などを確認します。
次に、胴縁は材料を取り付けるための木材のことです。
➀サイディングを留める下地。
②壁の中を空気が通るように空間をつくる(壁の中でカビが発生しないために通気させる)。
この2つの役割があります。
胴縁を使う場合は厚みや、空気が通るのを妨げていないかなどを確認します。
胴縁を使わずに、通気金具という金物でサイディングの固定と、空気を通す場合もあります。
そして、バルコニーの防水は、防水の範囲(高さ)が決まっているため、それを満たしているかなどを確認します。
これから永く安心して住んでいただくために、
雨漏れや、壁の中が結露しカビたり腐ったりするのを防ぐことは大切です。
雨漏れや結露の対策として使っている材料が適正に施工されているか
を確認することも、人の手がつくっている分、大切だと思うので、
長い期間が経ったときにも、心地よく暮らしていただけるよう、今後もしっかり監査していきたいなと思います。
今回は、透湿防水シートの一部に、重ねる幅が5㎜足りないところがありましたが、
その場で水を通さない防水テープを貼って是正し、無事完了しました。
外部はこの監査のあと、サイディングを張って仕上げていくため、
お施主様こだわりの素敵な外観ができていくのが楽しみです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
土台と基礎の監査
こんにちは。工務の品川です。
今日も元気に、土台の監査に行ってきました。
土台の監査では、土台と大引だけでなく、床束、基礎パッキン、そして再度、アンカーボルトと基礎の確認を行います。
たくさん用語が出てきましたので、先に用語のご説明をします。
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土台 …基礎の上に水平に固定される角材・耐力壁が負担する水平力を伝達する部材。
大引 …基礎の上には乗っていない木材。1階床を支える部材。
床束 …大引を下から支える、地面に対して垂直に立っているもの。シーキューブでは、鋼製の束を使用。
基礎パッキン …基礎と土台の間にある緩衝材。床下で空気が循環するようにし、白ありを防ぐ。
アンカーボルト …基礎と土台を繋ぐ金物。
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これらを今回はチェックします。
まず、土台と大引は、樹種や位置があっているか。
シーキューブでは、湿気による腐朽に強く、シロアリの食害を受けにくいヒノキを使っています。
次に、床束は、大引と基礎のコンクリートに基準通り、固定されているか。
大引には決まった数のビスで、基礎コンクリートにはさらにボンドも使い、固定します。
次に、基礎パッキンは、土台の下にモレやズレなくあるか。
通気パッキンという空気を通すものと、気密パッキンという空気を通さないものと2種類使用するため、
設置箇所を間違えていないかの確認もします。
そして、アンカーボルトと基礎は、完成した状態で再度、土台との位置関係や欠けがないか。
項目やそれに関連して用語がたくさんあり、長文になってしまうので少々ざっくり書いていますが
本当はもっと細かい項目をチェックしていますので、ご安心くださいね。
今回は、一部パッキンが少しずれていたり、釘打ちがぬけていたりといった是正がありましたが、
大工さんにその場で直していただき、無事完了しました。
土台が終われば次は建て方(棟上げ)です!
一番、工事が一気に進んで見ごたえがあるので楽しみです。
地震 縦揺れ/横揺れ対策
先日は基礎の、2回目の監査をしてきました。
今回は【アンカーボルト】という構造金物の種類・配置・本数・かぶり厚さをチェックする監査です。
(※かぶり厚さ…コンクリートで覆う厚さ・コンクリートの表面から鉄筋の表面までの距離のこと)
今回チェックする金物は2種類あり、それぞれに役割が異なります。
まず、アンカーボルトは、横揺れの地震のときに土台がずれないように、基礎と土台を固定するものです。
次に、ホールダウンアンカーは、アンカーボルトよりも長く、縦揺れの地震のときに柱が抜けないように、
基礎~土台~柱を固定するものです。
ホールダウンアンカーは、阪神淡路大震災の縦揺れの地震が起きて以降、ぐっと重要視されるようになったそうです。
(それまでは地震といえば横揺れで、そこまで重要と思われていなかったようです)
そんな、地震からお家を守るために重要なアンカーボルトが構造計算通りの力を発揮するよう、
図面通り施工されているか、現場と図面を見比べます。
100本ちかくあるため、私も見落としがないよう、図面に色ペンで書き込みながらチェックをし、今回も問題なしでした。
地震の横揺れ対策は他に【制震住宅】や【免震住宅】もあります。
弊社では、耐震と制震の組みあわせを取り入れています。
制震住宅は横揺れを半分にしてくれたり、繰り返しくる揺れに対応し、震度1から効果を発揮します。
また、強風による揺れも軽減してくれるため、台風対策にもなります!
地震が多い日本だからこそ、地震対策をして、長く安心して暮らせるお家をつくりたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【台風対策】おすすめの屋根
こんにちは、お久しぶりです。工務の品川です。
コロナで自粛してくださっている方、対策しながら働いてくださっている方、
どちらの方もいらっしゃるかと思いますが、皆様お元気でしょうか?
私は、テレワークをしつつ、現場監査に行っております。
先日も、工事を進めている現場の監査に行ってきました。
監査の前日に上棟したお家。
お家を雨水から守る為に欠かせない”屋根防水”の監査です。
ルーフィングという防水材を、下から順番に重ねているか(雨は上から下に流れる為)、
上下と左右の継手を重ねる幅が適切か、穴がないか、チェックします。
屋根やさんがしっかり基準を守って施工してくださっていた為、今回も問題なしでした。
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監査のあと、屋根やさんとお話しする時間があったので
屋根のプロである屋根やさんに、おすすめの屋根材を聞いてみました!
その結果、【平板瓦(陶器製の平たい瓦)】がおすすめとのこと!
お話しを伺った屋根やさんには、数年前の大きな台風のとき、たくさんのお家の屋根を直していただきました。
平たいほど台風でも飛びにくく、ガルバリウムよりも陶器の方が飛んできたものに対しても強く、
大きな台風のあと、屋根材の中でも一番被害が少なかったのが、平板瓦とのことでした。
平板瓦は台風に強いようですね。
先日関東でまた地震もあったので、今度は地震に強いものでおすすめを聞いてみようかな。
平板瓦は弊社の標準仕様ではないですが、気になった方は担当の営業やコーディネーターに見積りを依頼してみてくださいね。
屋根の上
こんにちは!
前回、品質管理について書きました。
今回は、先日建築中現場の品質管理に行ってきたので、「ルーフィング監査」について書こうと思います!
皆さんは「ルーフィング」という言葉を聞いたことはありますか?
ルーフィングというのは、屋根の仕上材(スレート、ガルバなど)を施工する前、
屋根の合板(木の板)の上に施工する、防水の役割を持ったものです。
お家を長く保つ為に雨等の水を防ぐことはとても大切です。
そして、屋根材を施工したらもう確認することができない為、この雨を防ぐ大事な役割を持ったルーフィングの監査は
弊社で取り入れている第3者機関の必須監査項目にもなっています。
監査では破れていないかだけではなく、重ねる順番や、重ねる幅もチェックしていきます。
雨は上から下へ流れる為、ルーフィングは雨が入らないように、きちんと流れるように下から順番に重ねられているか。
また、もし重ねた部分に雨が入り込んだとしても屋根の合板(木の板)は濡れないように決められた幅で重ねられているか。
私は小さいときから実家の庭の木に登ることが大好きだったので、
怖さももちろんありますが、屋根にのぼるこの監査が結構好きです。
ですが今の時期は屋根にのぼると地上よりも日差しが強く、朝9時でもかなり暑い…!
暑さ < お客様の大切なお家! と気を引き締めて監査しました。
暑さに負けず集中して細かくチェックするために体力をつけたいです。
どんどん暑くなる時期ですので、このブログを読んでくださった皆さんも体調にはお気をつけください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
品質管理
こんにちは!
先週から毎週ブログを更新する!と決めたので、今週から現場についてお話しします。
着工してからのお家づくりを担当する、現場監督の仕事には、
①品質管理、②工程管理、③安全管理 という3つの管理があります。
そのなかでも特にお伝えしたいのは、①品質管理 です。
シーキューブでは、第3者機関を導入して10回の品質検査を行っています。
家は、人の手によってつくられるものだから、機械のように一定の品質を保つには検査が欠かせません。
日々職人さんや、私たち工務のスタッフでチェックをし
後戻りできない重要なところに関しては第3者機関も入れて
よりたくさんの目でチェックし、直すところは直してから次の工程に移ることで、
1棟1棟、安全安心な家づくりをしています。
好みの見た目や、生活しやすい間取りももちろんですが、
安全に身を守ることが家の一番の役割なので、見えないところもきちんとしているかが家づくりでは大事です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今週から
こんにちは。
前回のブログから気づけば1年以上あいて…あっという間に入社3年目に突入しました。
今年から直属の後輩が一気に2人もできたので、少し先輩面をしながら
気持ちも新たに!後輩2人と一緒に日々現場について勉強しています。
今週から毎週○曜日にブログを更新しよう!
(私の担当は水曜日)
とスタッフ数名で決めたので
工務らしく、現場に関するブログにしていこうかなーと思っています。
工務の目線から、ぜひ知っていただきたいことを更新していきます。
それではまた来週の水曜日に。。。
植物図鑑 パート③
お久しぶりです!
シーキューブ2年目になりました、品川 夢花(しながわ ゆめか)です。
前回から間があいてしまいましたが、今回も引き続き、
シーキューブ八尾店に置いてある観葉植物を紹介していきます。
第1回目は、アジアンタム
第2回目は、ベンジャミナ(ベンジャミン)のご紹介をしてきました。
そして第3回目、最後にご紹介するのは、
シーキューブの入口でお客様をお出迎えしてくれている
【エバーグリーン(エバーフレッシュ)】です。
エバーグリーンの特徴は、この葉っぱ。
なんと、日中は開いていますが、日が暮れると眠るように葉っぱを閉じます!
オジギソウや食虫植物とは違い、触っても葉っぱは閉じませんし、虫を食べることもありません。
エバーグリーンは、縦に伸びた姿の美しさと横に広がる葉っぱの可愛さで
スタッフにもお客様にも大人気。
そんなエバーグリーンは、春になって花(?)がたまに咲くようになりました。
1日で落ちてしまうので、見ることができたらラッキーですね!
ご来店の際はぜひ注目してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
植物図鑑 パート②
こんにちは、シーキューブの園芸部部長、品川です。
前回に引き続き、シーキューブ八尾店に置いてある観葉植物を紹介していきます。
今回ご紹介するのは、一番多く置いている【ベンジャミナ(ベンジャミン)】!
窓際にたくさん並んでいます。
…新芽発見!
……実(花)も発見!!
前回ご紹介した【アジアンタム】とは違い、
ガラス張りの店内で日光を浴びて元気に育っています。
実は、この【ベンジャミン】だけ、11月に植替えをしました。
植替えは、シーキューブにアルバイトに来ている学生の女の子3人にお願いをしました。
みんなもしかしたら「爪に土が入るから嫌」と思うかな、と
少し不安に思いながら任せること2時間後…
土いじり楽しい!
と意外にも楽しんでくれていました。笑
実際、土に触れると癒される効果があるのは知っていましたが、
今までそんなに土に触れずに育っても、自然の中で育った私と同じように
土に触れることが楽しいと感じるんだな、と少し嬉しくなりました。笑
自然と触れ合うワークショップの開催も実現できたら楽しそう。
緑に癒されるお家ってどんなのかな。
いろんなことを考えながら、【ベンジャミン】の成長も感じながら
今日もお世話をしています。
この窓際に並ぶプランターには【ベンジャミン】以外も植えられているので
そちらにも注目してみてくださいね!
次回は、最終回!
入口でお客様をお出迎えしてくれる
【エバーグリーン(エバーフレッシュ)】をご紹介します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。