組織のルール
人数が増えていくことで明確にしておいた方がいいよと、
ルール や仕組みができてきました。
ルールが明確になることで、
安心できるということもありますが、
ルールに縛られるということもあります。
私はルールは、できるだけ少ない方が良いと考えます。
必要とする人がいて必要であるならば作ろうと。
ルールを作ることで、
チームがスムーズに動いていくことができるのであれば価値あることです。
ただ、ルールに従っておけばいいんだと、
自分なりの考えを行わないようになることがとて怖いとも考えています 。
もっとよくないのはそのルールを破ることや、
破ったあと隠すために、エネルギーを注ぐようになったりすることです。
人が行動することは、
自分で考えて、周りの人の役にたつことなのか?
自分とまわりとが調和できているのか?
自分自身の心に素直になりながら、長期的にみて、良きことにつながることなのか。
その原則に沿って行動できているのか?
約束を守る活動を持って、クリエイテイブな活動を行うことは、大切なことですが、
ルールそのものは、クリエイテイブを生み出しません。
よいアイデアや、
クリエイテイブを生み出し続けていくには、
どちらというと一度決めたルールからでも、
ゼロベースにして考えることができる力。
自分たちで作っていきながらも、客観的に見つめなおし、
時には、一度、壊して、再構築する。
そんな力を大切にしていかなければと思います。
「気づくこと」について
「気づくこと」について
「自ら気づく」ことの大切さを痛感します。
いろんな人に、いろんなことを教えてもらうことができても、
結局は、そこから、
「自分自身が何に気づくのか」
自分で受け取った気づきからでないと、
自らが変わっていく事は少ないと感じます。
話として理解できた。わかる、わかったから、
行動できる、実行できると、言うのは違います。
ここには大きな壁をかんじることがよくあります。
1度目は、教えてもらってないことなので、初めて聞いた。
でおわり、
2回目それ以前に聞いたから知ってるよ。
で終わる。
こうなってしまうと、知ってるのか知らないのかだけの話になっていて…。
知識だけでない、動いて、結果がでて、いい場合は、さらに良くできるほう方法はないものかと、考え、また実行。
悪い場合はもちろん、理想の思い描いた結果と違うその差を埋めるために、また、考え実行する。
自らのアンテナを張って、
受け取るメッセージを見つけ出し、
それはアドバイスのとき、自らの行動の時、
それぞれの出来事から、
これを自分の未来に生かそうとするのかしないのか。
成長をどんどんしていく人には、この力が大きいように思います。
そして、
それぞれが気づくことが出来るような機会を作ること。
継続して提供すること。
それが私の仕事でもあると思います。
ただ、結局は各自が自分自身で気づくと言うことになるので流れていってしまう人もいます。
同じ話、同じ経験をしても、
次に生きる具体的な方法に変えていってチャレンジする人と、良い話を聞いたで終わる人。
自ら気づきを得て、成長して、
さらには誰かにその成長するきっかけ作りを行っていく人になること。
それが強いチームを作っていくこと、
強い会社をつくっていくことだと考えます。
けっしてあきらめない。
継続力。
これからも大切に思い、行っていきます。
言葉のチカラ
言葉の力
言葉の持つ力については、
いつもその大きさを実感します。
何気なく使う言葉であっても、
例えば、
「この目標に向かって行動していこう」
「この目標に向かっていく時どんな問題があると思う」
同じ目標に対しても、
この言葉によって動ける人と動けない人がいます。
行動的なタイプの人、
目標突進型のタイプの人。
「この目標に向かって行動していこう」
慎重な対応タイプの人、
目標達成に対し、危機を回避していかないといけないと感じる人。
「この目標に向かっていく時どんな問題があると思う」
言葉の力によって、
受け止める人、性格、感じ方で、
進め方が変わり、推進させるモチベーションが変わるように感じます。
自分自身の性格もあったりする中で、
聞き手がより理解しやすい、
しっかりと聞いてもらうことのできる伝達力、
言葉の力をしっかりと身に付けていくことを続けていかなければと感じています。
言ったのに、伝わっていないこと、どうしても起きてきます。
相手への批判ではなく、自分ができる工夫。
「言った」ではく、「伝わった」までの確認をする。
そんな思いやりをもったチームであれば、
いい家づくりができ、
いい会社として、
永く残り続けていくものだと思います。
著者
代表取締役
住宅アドバイザー 安本 昌巨 八尾市出身。地元信用金庫 職員、ハウスメーカー下請け工務店を経て。元受け会社として独立。 現在は設計事務所・株式会社シーキューブとして、今年で創業49周年目となる。 家づくりを通して、年間630組以上ものご家族様の笑顔づくりをしています。 著書「家づくり、幸せづくり、絆づくり」(エル書房) |
0から1を生み出す
0から1を生み出す
何もないところから新しく、つくりだしていくと言う経験を何度もしています。
私はもともと会社が起きてきたとき自体がそのような形であったので、
ゼロから何かを生み出していくことがとても好きです。
また、自分のエネルギーをそこに捧げることに、やりがいと楽しみを感じます。
ただ、いちど動き出したものを振り返ってみたときにうまくいかないこともたくさんあります。
自分が考えてやってきたことに対してもう一度否定をしてゼロに戻すと言う作業はかなり苦痛を伴います。
ただ、だからといってそのまま続けることもできません。
ゼロから1をつくる人には、
自分を信じながらも、自己否定ができる、このチカラを身につけていくことが大切とも感じています。
いつもいい気分でいていたいと思うものですから、自己否定はできればしたくないものです。
ストイックな部分もどうしても必要なのだと思います。
ストイックを楽しめる感覚があれば、この自己否定も善として受け入れられることができるのでしょう。
この出来事があったからこそ、また良くなれる。もっと良くできる。
そうやって見ると。
短期的にはネガテイブで、
長期的にはポジテイブ。
そのような人が0から1を生み出すタイプには向いているのかとおもいます。
また0から1を生み出すことが難しいと言う人がいたとしても、
1から5 や、10に伸ばすことが得意な人もいます。
そのような能力、性格の人にはどんどん任せていきたいです。
今あるものから、さらに良い点を伸ばして運用していく人。
良くないところに目がいく人。そのような人は、良くないポイントを見つけ出し、
まずは、ゼロのところまで戻す。
得意である人がそこにやがいを持つ。
それぞれの性格、能力にあわせて、チームはなすべきことを成し遂げていきます。
同じ工夫の仕方でも、
資質が違うからこそ、チームである必要もあるのです。
ただ、目の前のことを一生懸命に行う。
そんな時間が必要なときは多いとも思います。
考えてばかり、情報収集ばかり、先の心配、などあるかもしれません。
ただ、「今」を大切にすることで、未来も大事にできる。そう考えています。
今のままでいい、伸ばすと言うことを考えずに、現状維持を考える、そのような意味での、その場の一生懸命を行う、これでは、その人は、会社は、後退の一方になると思います。
現状維持のつもりでも、そこにいる人は歳をとっていくと言うだけで、
事のスピードはいずれ落ち、
そして、いつかは、定年など、必ずそこから出ていく形になると考えれば、
今ある中で、新たな成長の種をまき、芽を出させ、
それをどんどん上に伸ばしていくことを行う。
そしてまた収穫をして次の種を植える。
このような循環を作り続けていくことで、
会社は、たくさんの人、年齢、価値観の入り混じりがありながら成長していくのです。
私はより良い種を巻く作業を行いながら、
またときには苦痛ではあるにしても、ゼロベースに戻す決断、
と言う作業を行う役割とも思っています。
自分の役割を感じながら、
そしてそれぞれが、合う才能の所へ。
力が発揮できるような環境作りに向かって、
組織をチームを進めていきたいと思っています。