住宅展示場 プロが教える千里住宅公園展示場(大阪)ABCハウジングの正しいまわり方
「家を建てよう」「家づくりの依頼先にはどんな会社があるのかな」と、
注文住宅が気になり始めたら、まずは行ってみるのが、住宅展示場です。
住宅展示場は、家づくりに欠かせない最新の情報と最新の設備が体感できる
モデルハウスが集まった場所です。
家づくりを計画されているなら、住宅展示場は最も身近にある情報源とも言えます。
納得のいく家を建てるために、住宅展示場を賢く活用してみてください。
今回紹介する千里住宅公園ABCハウジングは、千里モデルハウスとも呼ばれる、
大阪府吹田市にある、関西圏最大級の総合住宅展示場です。
憧れの注文住宅への第一歩として、まずは千里住宅公園へ行ってみましょう。
住宅アドバイザーとして、建築士として、実際のプロが住宅展示場をまわるなら、の賢い展示場の活用方法をお伝えいたします。
千里住宅公園へのアクセス方法
場所は、大阪モノレール「万博記念公園」駅を降りてすぐ。
車で行かれるなら、万博記念公園外周道路沿いにあるため、
ABCハウジング駐車場か、万博公園の「南第3駐車場」の利用が便利です。
千里住宅公園の特徴
千里住宅公園のコンセプトは、これからの住まいや暮らしを考えた、
人や身の周りの自然、地球環境にやさしい「環境共生住宅」です
会場には「環境共生」の考え方を取り入れた住宅が多数展示されています
近畿圏でも最大級の広大なスペースで、ゆったりとした見学環境が魅力の住宅展示場ですが、
言い換えると、1日ではまわり切れないほどの広さでもあります
思いつくままに見学するだけでは時間がとてもかかり、くたびれてしまいます。
しかも、千里住宅公園に出展しているハウスメーカーの数は30社
それぞれ、「今家を建てるなら、こんな家がおススメです!」とアピールし、
各社のウリが詰まった選りすぐりの提案が盛り込まれた自信作が展示されています。
一社で、コンセプトの異なる複数棟を展示する大手ハウスメーカーも多く、
現在、千里住宅公園には55棟ものモデルハウスが展示されているのです。
つまり、効率よく見学してまわるためには、ちょっとしたコツが必要になるのです
住宅アドバイザーとして、建築士として、実際のプロが住宅展示場をまわるなら、の賢い展示場の活用方法をお伝えいたします
千里住宅公園の効果的な見学方法
最初に向かうのは
初めて来場されたなら、まずメインハウス(総合案内センター)へ向かいましょう。
メインハウス(総合案内センター)は、これから家づくりを始める方のための情報発信ステーションです。
親切なスタッフが常駐し、モデルハウスのまわり方やポイントを、
わかりやすくアドバイスしてくれます。
見学は1日3邸までがベスト
モデルハウスには、それぞれの会社の営業マンが待機しています。
営業マンは自分たちのモデルハウスを見学するお客様に同行し、
モデルハウスの特徴や魅力、自社のウリの説明をおこなうのが、通常の流れです。
つまり、いくつものモデルハウスを見学し、それぞれのモデルハウスで
営業マンから説明を聞くとなると、それだけでとても大変です。
また、営業マンは、座ってお話できる機会を上手にさそってきて、一度座り込むと平均2時間程度の石化客時間、またはそれ以上も接客されて、他を見る時間がとれなかったという話もよく聞きます。
そんな時間から計算すると、MAX3社になるかと思います。
また、時間以上に、いろんな情報がはいってきて、どの住宅会社の話であったのか分からなくなってきたり、一緒に連れて行った子供さんが、待つ根気が持たなかったりで、意外と大変でもあります。
ですので、まずは、行く前に、事前に見学したいメーカーをある程度絞っておき、
そのモデルハウスを中心に見学してまわるほうが効率的だと言えます。
住宅展示場に行く前に、まずは、インターネットや情報誌、チラシ、テレビCMなどで、自分がいいなと思う住宅会社の目ぼしがつくようなレベルまでは、情報収集をしておきましょう。
予算や要望を決めておく
事前に見学したいメーカーをある程度絞っておき、
そのモデルハウスを中心に見学してまわるほうが効率的だとは言っても、
自分たちでは絞り込めない、
自分たちに合う会社やモデルハウスがわからない、という方も。
そんな時は、住宅展示場の中にある総合案内を利用してみましょう。
その際、予算や要望を伝えることができると、
希望に沿ったモデルハウスや会社を紹介してもらえます。
今はまだ漠然とした状態でも大丈夫ですので、
どんな依頼先だったら楽しく家づくりができそうか、について
イメージを膨らませておきましょう。
○○ならこの会社。特徴のある会社から
特にこだわりがないなら、業界NO.1の「積水ハウス」
鉄骨ALC造なら「旭化成へーベルハウス」
RC造なら「ヤマダホームズ」「高松建設」
輸入住宅なら「スウェーデンハウス」「セルコホーム」
断熱性能なら「一条工務店」
蔵のある家など大収納空間なら「ミサワホーム」
千里住宅公園に出展しているハウスメーカーの中には、
特徴のある家づくりを行っている会社も。
○○ならこの会社、といわれるような特徴がある会社の
モデルハウスを目指して見学するのも良いでしょう。
住宅展示場に着いて、モデルハウスで確認すべきこと
モデルハウスは自由に見学が可能です。
疑問・質問はその場で、モデルハウスにいる営業マンにどんどん聞いてください。
その際、メリットについてだけではなく、デメリットについてもきちんと説明ができるか、
知らないことを、はぐらかさずに、きちんと調べて回答してくれるかなど、
営業マンの対応を見極めてください。
家づくりにおいて、営業マンはパートナーです。
自社にとってウリになることばかりアピールするのではなく、
良い面、悪い面、それぞれを客観的に把握できている知識を持ち合わせ、
家を建てる側の立場や、気持ちになって対応できる方なのか、誠実さがあるのかどうか。
家づくりを検討している以上、納得がいくまで情報を集めて、不安を解消していきましょう。
そして、その想いに誠実に向き合ってくれる営業マンを見つけてください。
大変に思われるかもしれませんが、大丈夫です。
先に「すいません、ちょっと私、家づくりが大好きで、ちょっと細かいかもしれません」
このように言うだけでも、大きな効果が発揮されるでしょう。
家づくりの大変さを理解している住宅営業のかただったら、理解して、それはそうですよねと、言ってくれたあとも、丁寧に対応してくれるでしょう。
反対に、面倒くさいお客さんが来たなと思うような住宅営業マンでしたら、愛想笑いしながら、距離をとってこられるでしょう。
そのような住宅営業マンレベルでしたら、これからのお話もきっと、丁寧に対応してもらえる期待は薄いです。
たった一言ですが、けっこう効果的なセリフでもあるので、よかったら、ぜひつかってみてください。
広さに惑わされない
広い敷地にゆったりと建築された邸宅、開放感溢れるのびやかなリビング。
この広さは、住宅展示場だからこそのスペシャル仕様です。
千里住宅公園のモデルハウスの延床面積は60坪クラスが大多数。
実際に建てるお家のサイズ感では実現できないことが多いため、
広さに惑わされないようにしましょう。
豪華な設備に惑わされない
千里住宅公園のモデルハウスは、魅力的に見えるように
豪華なインテリアや最新設備を搭載した家を展示しています。
たくさんの住宅会社が、自分のところを立派にみせないと、見てもらうことさえかないません。
そのためには、どうしても過剰に競争して、立派に見せないといけない宿命があるのです。
そんなスペシャル仕様ばかりですので、実際には予算内で実現できないものもあるかもしれません。
キッチン、お風呂、インテリアや他のたくさんの設備機器に惑わされないようにしましょう。
営業トークに流されない
モデルハウスの担当者は営業のプロです。
巧みな勧誘のトークを常に練習してお客様をまっています。その流されないように注意が必要です。
説明を真剣に聞くと1時間でも短いいぐらい。2時間以上かかることもあるため、
脳が疲労し、「この会社でいいかな」「営業マンも熱心だし、任せようかな」という気分になりがちです。それが、営業のプロの人の手口でもあるのです。
ですから、その場のムードに流されて話を進めるのではなく、必ず複数の会社を比較検討しましょう。
いったんは家に持ち帰り、落ち着いて検討すること。
これが家づくりの会社えらびの大切なポイントです。
そして常套文句の「今なら」という割引やキャンペーンを使って契約を急がせる住宅会社はまだまだ多いものです。お得さ感の言葉に踊らされないようにしましょう
以上の心構えができたら、千里住宅公園へGO!
スムーズに見学ができる、
役立つ「事前準備」のポイントをご紹介します
住宅展示場に行く前の4つの事前準備Point
Point1. 予約は午前中。午後は混雑しがちです
千里住宅公園は、休日の昼から夕方にかけて、混雑しがち
担当者からゆっくり話を聞きたいかたは、平日か休日の午前中に予約しましょう
もしくは、あえて混雑している人が多い時間帯に行く、という方法もあります
自分たちのペースで見学したい、という方や
他の見学者の行動を参考にできるというメリットもあります。
Point2. ラフすぎる服装はNGです 脱ぎ着しやすい靴が便利
注文住宅は一生に一度かもしれない大きな買物。こちらもいろいろチェックしたい、と考えているように、担当する営業マンも来場者を見ています。Tシャツや短パンといったラフすぎる服装ではなく、襟付きトップスのほうが好印象靴です。家へあがったり、することが多く靴は、脱ぎ着しやすい靴が基本ですが、サンダルは避けましょう
Point3. 新居に置きたい家具のサイズは事前に計測
すでに持っている家具や家電のサイズ(縦・横・高さ)を計測しておけば、「こんな風にあの家具を置いて…」と、イメージが膨らみやすいでしょう。インテリアのイメージづくりがはかどります
Point4. 来訪者向けイベントを事前にチェック!
週末や休日はイベントが盛りだくさんです。子育て世代のご家族が家づくりを考えてもらえる機会にと、ヒーローショーや、人気スイーツのプレゼント、銀行などの融資担当者による住宅ローンセミナー、おもちゃの商品券や旅行券があたる抽選会などなど、その内容はさまざまです。
子ども向けの楽しいイベントも多いので、事前にチェックして家族をエスコートしてみてあげたらきっとよろばれるでしょう。内容はホームページなどに掲載されているのでその都度で、確認をしてみてください。※限定人数のため、早くいったほうがお得だとか、事前予約が必要なものもありますので
モデルハウス見学で役立つアイテム
持参するもの
カメラ付き携帯電話、筆記用具(家づくりノート、ペン)、メジャー、方位磁石、資料を入れるバッグ、カメラ※
※撮影については、現地にいる営業マンに、撮影しても良いか確認しましょう
見たり、聞いたりしたことは、その場でメモに残し、
カメラで画像として残すことで、具体的に思い出すことが可能となりますし、
記憶違いを防止することにも役立ちます。
気になるサイズは実際に計測し、より具体的なイメージを持つようにしましょう。
見学時には、現地で入手するパンフレットなどの資料もたくさん
持ち帰りやすいバッグなどを用意しておくと、よりスムーズでしょう
モデルハウスのチェックポイント
□広さを確認する
大きくつくられていることが多いものです。実際の現実とは違うケースになることもおおいので、あとで勘違いだったというようにならないためにです
□間取り・部屋のレイアウト・動線の工夫など、設計ポイントについて
住宅会社の強みや、特徴などがつかみやすくなります
□天井の高さ
日本の住宅の標準的な高さは2m40CMがおおいもでのす。ただ、住宅会社によっては、高く設計しているところもあります。開放感がちがっていますので、こちらもあとでイメージと違うというようなことにならないために必要です。また、3階建てで、建物高さ規制が10Mなどがあると、2m40cm確保できない場合もありますので、こちらも住宅会社に確認が必要です。
□住宅の性能について
最近は冬あたたかい、夏あたかかい、このための性能を話すためにQ値、UA値、C値のお話が多くなる傾向です。どれも数値が低い方が性能は高いです。ただ、性能が高くなることで、建物コストももちろん高くなっていきます。必要な性能で、建物価格とバランスよくチョイスされるのが賢明な選択になることでしょう
□得意とする工法のメリットとデメリットを聞く
プレファブリッツク(プレハブ)、工場である程度パネル化して製作、大きな会社になればなるほどその傾向は高いです。品質性能を均一化していくためにある程度は必要です。ただ、そのために自由度が失われる場合もあります。自身の建てたい家として可能なのか、工法の自由度も確認が必要です。
□外壁・屋根の性能について
家のメンテナンスに大きく関ります。家は最初に建てるときの初期費用と、このメンテナンスの維持費用との、大きく2つに分かれます。初期投資だけに目が奪われがちですが、住まい費としては、30年なりのトータルでの経費でみられた方が、結局はお得になるケースもあります。ポイントは、このメンテナンス費用と、先ほど家の性能で上げた、暑さ寒さ対策によって変わる光熱費の合計。住まいに関する費用のトータルでみられることをお勧めします
□土地探しのサポート体制
土地から探そうとすると、そのサポート体制も大切です。専門の宅建士さんがいてたり、宅建士さんと上手に連携されている会社さんで土地情報と、その土地で建てられる家を見てくれる設計士さんとで案内してくれる会社さんだと、理想的でしょう
□保証や定期点検など、入居後のサポート体制を確認する
家は出来るまでを重要視されがちですが、実は住んでからが大切です。住んでからのサポート体制、声をどのようにかけてくれるのか、など、アフターフォローの体制も忘れずに聞かれることが大切です
坪単価は聞かない
一般的にいう坪単価とは、建物本体工事のみの金額を
建物全体の延床面積で割った金額のことをいいます。
建物本体工事価格2600万円、延床面積35坪とすると、
2600万円÷35坪=74.2万円となり、坪単価は74万円~75万円。
基本的に、キッチンやお風呂、洗面、トイレなどの主要な住宅設備や
スイッチ・コンセントの電気配線は入っています。
住宅メーカーや工務店によっては、基本的な照明器具や建物の設計料、
太陽光発電や床暖房なども含まれているケースもあり、
付帯工事の一部、または全部が入っている場合も。
値引きを前提に設定された値引き前の坪単価をいう担当者や、
値引き後の契約時の平均的な坪単価をいう担当者もいて、
非常に比較しづらいものになっています。
同じ会社でも、営業マンによっては坪単価にどこまで含むのかが異なっていることもあり、
上記の項目をすべて同一条件にしないと、比較する意味が無くなってきます。
さらに「坪単価は、内容により55万から80万ぐらいですね」と、
幅のある価格帯で言われることもあります。
というのも、建築内容によって坪単価が変わるからです。
例えば、延床面積が20坪の建物であっても、60坪の建物であっても、
玄関ドア・キッチン・お風呂・トイレ・洗面化粧台などの住宅設備の数は同じ数が必要ですので、
仮にそれが200万円だとして、その部分だけを延床面積で割ると、
20坪の建物は坪単価10万円、60坪の建物は坪単価3.3万円と、変わってきます。
狭小地で住宅をつくるとなると、坪単価は、必然的にあがってしまうものなのです。
また、20坪の建物であっても、60坪の建物であっても、
建築途中に必要な警備員の数や仮設トイレの設置費用などは、ほぼ同様に必要となります。
他にも、大きさとしては床面積は3倍の差がありますが、階段は1フロアーに一つなど、単純に3倍もの費用差が生じないものもあるため、延床面積が小さい方が坪単価は割高になるけれども、だからといってきれいに掛け算や足し算で建物の価格が伝えられることはないのだと考えてください。
また、ハウスメーカーによっては、平屋と、2階建てと、3階建てで、坪単価がかなり変わってくる場合がありあます。
基礎の面積、屋根の面積、構造金物の量など、広さ、工法・構造、仕様によって異なるのが、注文住宅でもあるのです。
こちら階数は、価格に大きく影響してくるので、質問時には、注意が必要なのです。
では、坪単価を聞くなら、どう聞けばいいのか?
坪単価を確認する場合は、
「2階(3階)建ての1世帯で、延床面積35坪だと、坪単価おいくらですか?」と、
階数と大きさ、世帯数を限定して質問することをオススメします。
そして、
「坪単価」
「トータルコスト」「外構(お庭)だけ別にして」
「電化製品・カーテンは別途どれくらい?」「
「住めるようになるまでにどれくらい?」と
複数パターンを聞くのが良いでしょう。
それぞれで、価格配分がちがっていたりするのが各ハウスメーカーです。
建物本体が安く表示させていながら、諸経費が実はとても高い。
運送費や、品質管理費や、材料保管費など、よくわからない項目が別途ついて、
全体では結局高くなっているケースもあるからです。
それらを押さえて、質問上手に聞けたとしても、とはいえ、千里住宅公園のモデルハウスは全部の住宅がフルオプション。
いいなー、こんな家に住めたら夢のよう。にできているものです。
現実には、予算、土地の大きさなどの制限があるなかでの提案力が大切です。
それを念頭に入れながら、広さや仕様を確認し、
どれがオプションで、採用するといくら追加になるのか、現実の住まいであれば?必要なものとして
しっかり確認しましょう。
住宅展示場のハウスメーカーと地元ハウスメーカー、設計事務所、工務店の現場見学会 どう違う?
テレビCMや住宅展示場などで目にする機会が多い大手ハウスメーカーに比べて、
会社の特徴が見えにくいことが多い地元ハウスメーカー、設計事務所、工務店。
ホームページの施工事例や、インスタグラムでの外観やリビングの写真があがっていたりはします。
ただ、おすすめは、住宅展示場のような、立派な飾りつけはないのですが、
その会社の特徴を見極める機会になるのが、現場見学会があります。
建築途中の家を公開する構造見学会、また、間取りの工夫やデザインを目で確かめることができる完成見学会にはぜひ参加しましょう。特に完成見学会は工務店と施主に信頼関係がなければ開催自体が不可能。見学会が多い工務店は、多くの施主といい関係を築けているといえる点でも安心といえるかと思います。
住んでからのOBさんの家なども見せてもらえる機会もあれば、ぜひ、参加されてみてください。
現実の住まいの、提案の工夫が、きっとこれからの家づくりの参考になることでしょう。
地元ハウスメーカー、設計事務所、工務店の見学会のほうが、メリットがある場合とは?
ハウスメーカーに比べて規模は小さくても、地元ハウスメーカー、設計事務所、工務店には、
プランの自由度が高かったり、予算に合わせてコスト調整が可能だったり、と、
きめ細やかな対応力が魅力です。
また、工場でつくっているものが少ないため、臨機応変に対応ができること。
例えば、
物入をあと数センチ大きくしたい、階段の踏み板を数センチ大きくしたい、のような家の内部での数センチの変更。
ベランダの壁をあともうちょっと高くしたい、窓の位置や種類が自在であったり、屋根の勾配をゆったりさせたい、など外観のデザインの組み合わせがたくさんできたり、
自然素材をつかった床の無垢材が使いたい、しっくいの壁が使いたいなど、素材の使い方を豊富にできるなどの要望なども対応してくれるケースが多いでしょう。
ただ、工務店によっては、施工の品質や建てたあとの対応の違いなど、こちらも大きく持ち味が違うため、見学会では、アフターの対応や、地域での評判、現場見学会での対応、家づくりの特徴などを
見極めるようにしましょう。
そして、気になることがあれば、些細なことでも遠慮せずに質問。
そして、その質問をはぐらかすことなく、真摯に向き合ってくれるのか、
きちんと調べて誠実に対応してくれるのか、
これはどのハウスメーカーも共通して言えることではあるのですが、
大切な見極めるポイントとなるでしょう。
まとめ
今回は、大阪にある人気の住宅展示場「千里住宅展示場」の正しい回り方についてプロの目線で徹底解説しました。住宅展示場に足を運ぶ前に少しだけ準備をしておくことで効率的に情報収集ができるということがお分かりいただけたと思います。
本記事で紹介した内容が皆さんのマイホーム建設への素敵な第一歩になれば幸いです。
そして有名ハウスメーカーだけでなく、地元で広告宣伝費を押さえて、まじめに家づくりをおこなっている、素敵な地元ハウスメーカーや、設計事務所、工務店などもたくさんあります。
ぜひ、住宅のデザイン性や、家の性能が気になるなど、各地元メーカーも強みもって存在感があるところも。地元住宅会社も、ぜひ、1社加えて、見て比べてください。
文
代表取締役
住宅アドバイザー 安本 昌巨 八尾市出身。地元信用金庫 職員、ハウスメーカー下請け工務店を経て。元受け会社として独立。 現在は設計事務所・株式会社シーキューブとして、今年で創業49周年目となる。 家づくりを通して、年間630組以上ものご家族様の笑顔づくりをしています。 著書「家づくり、幸せづくり、絆づくり」(エル書房) |
大阪市内、東大阪、八尾の土地を探そうと思ったら|八尾・大阪で土地探し、家づくりを考える
大阪市内、東大阪 八尾などで土地探しをはじめようと、
「念願の家を建てよう!さあ、土地を探そう!」
思われたお方。
さて、何から始めればいいのだろう・・・・
はじめてのことだし、高い買い物だし、専門的なこともありそうだし、わからないことばかり‥。
そうして、また、以前に友人などから、
「思っていたよりもお金がかかってしまった」
「住んでみてから土地の問題点に気付いた」
「もう少し慎重に判断すればよかった‥」
といったようなお話を、あなたもお聞きになったことがあるかもしれません。
確かに、土地は決して、安い買い物ではありません。
大切なお金を出すのですから、納得のいく住まいを手に入れたいのは当然のことです。
そして家族みんなで幸せに過ごす大切な場所となるわけですから、慎重に選ぼうとされているんですよね。
そうして勉強家のあなたは、今、このコラムを、読んでいただいるのだと思います。
しかし実際のところ、難しいことが多過ぎて、そもそも、どういったことで、失敗してしまうのかさえも分からない。とお思いなのかもしれません。
どんなことでも、はじめての経験には、失敗がつきものだと不安に思うのも分かります。ほとんどの人にとって、住まい探し、家づくりは、始めての経験です。
特に土地選びに関して言いますと、経験や知識がないことで、さっきの話のように、営業の人に勧められるまま、お金を多く払い過ぎたり、最悪の場合、悪質な業者を見抜けずに騙されてしまう・・・。
こんなことになってはいけないのです
そこで、こちらを読んでいただくことで、良い土地の選び方、良い業者の選び方や、家づくりでつまずきそうなポイントを知っていただきたいと思い書きました。
家づくりのプロが、土地を買うのならばと、大阪の八尾に生まれ、八尾で育ち、27歳から22年間、家づくりの仕事をずっと行ってきた専門家です。
自身での土地探しからの家づくりは2回ですが、仕事で関わらせていただいた家づくりは650組以上。
それだけの家づくりに携わってきたところからの大阪市内、八尾、東大阪、藤井寺、柏原界隈で培ってきた土地の選び方、探し方。お役に立てること請け合いです。
ぜひこのまま読み進めてください。
土地選びで絶対に失敗しない必勝法をお教えします!
「必勝法? そんなの本当にあるの?」と思うかもしれません。
「なんか専門的な話でむずかしいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
大丈夫です。必勝法と言っても難しい方法ではありません。答えは意外と簡単なのです。
ここから、3点、土地探しの極意をお伝えいたします。
さっそく、はじめていきましょう。
あなたの土地探し 土地選びスキル診断
最初の第一歩である土地選びに、どんな落とし穴があるのか、簡単なシュミレーションを、気楽にやってみてくださいね。
次のページでは、土地選びに関しての七つの質問があります。
各項目の上にある□の中に、あなたが「これは正しい(あなたがこうする)」
と思うものに○をいれてみてください。
これであなたが土地選びでどんな失敗にはまりやすいのかがわかります。
それでは鉛筆かペンを一本用意してください。
・・用意できましたか?
それでは実際に○を入れてみましょう。
あなたの土地選びスキル診断シミュレーション
☑ 日当たりの良い「南道路」は大きなチェックポイントだ。
☑2 広告で良い物件をチェックし、現地へ行って気に入ったら購入しようと思う。
☑3 不動産会社をまわり、家族で物件を比較して購入しようと思う。
☑4 日当たり良好、広くて病院や学校も近い・・・理想の物件を見つけるまであきらめない。
☑5 現地見学で見るポイントは、交通量や駅、病院、学校までの距離、近隣にどんな人が住んでいるか・・・・ここまでクリアできれば、ほぼ合格だと思う。
☑6 土地を購入し、残りの予算で家を建てる・・・・まずは良い土地を選ぶことが重要だ。
☑7 工務店は土地購入後に不動産会社や知人の紹介で決めようと思う。
診断結果は以下の通りです
さて、それではまず結果から申し上げます。
☑にチエックがの数が多い人ほど、落とし穴に、はまる可能性が大きいのです。
「え~、嘘でしょう!!!」
「南道路がどうしていけないの?」
「良い土地を選ぶことが良くないの?」
びっくりしましたか?
誤解と混乱のないように言っておきたいのですが、もちろん、項目の中には、あながち間違いではないものもあります。ただこういう土地の選び方が常識だと思い込んでいると、落とし穴にはまりやすい、ということなんです。
ちなみにこのテストの結果ですが、試してみたところ83パーセントの人が五つ以上の項目に、○をつけています。
あなただけが特別に落とし穴に落ちやすいのではないのです。ほとんどの人が実は落とし穴に落ちやすいということです。では、どうしてこれらの人が落とし穴に落ちやすいのか・・・?
まずは、土地選びは難しい部分があるのだと理解してください。
さっそく、
土地選びプロが教える四つのポイントを解説しましょう。
土地選びプロが教える4つのポイント~あなたの知らない土地選びの四つの落とし穴~
なぜ南向き信仰なのか
さて、まずは「どうして南向き信仰といわれるのか?」ということから説明しましょう。
ちなみに広告などに記載されている「南向き」というものに関しても同じことが言えます。
この本の中では、「南道路の土地」や「南向き」と記載のある土地をまとめて「南向き」と呼ぶことにします。
なぜ「南向き」が信仰というのでしょうか?
南向きは、いい。正確に言うと、間違いではありません。
南に向いていれば、確かに日当たりがいい。
ただ、そこから来ているだけですよね。
「南」という言葉がブランド化されているだけなのです。
今回は土地のお話をしているのですが、南向きということは、玄関が南を向いて明るい雰囲気の家になります。
では、マンションの販売文句などをちょっと思いだしてみてください。
「全戸南向き!」このような宣伝文句をみたことはありませんか。
このようなマンションの場合「全戸南向きバルコニー」なんですよね。
そうすると玄関は…。察しのよいかたならもうお気付きでしょう。
そうです。玄関は北向きになっていることが多いものです。
「南向き」というワードがブランド化されているだけなのです。
南にむかって、玄関があるのか、バルコニーがあるのか、ただそれだけの話なのです。
南に広い窓があいている場合、庇が深い家だと、夏は光が真上からあたるので家の中に光がはいらず、
逆に冬は日当たりがよい。これが一般に南向きが良いとされる理由であるだけから始まった「南向き」信仰なのです。
そして、実は、南向きと書いてあっても、真南に向いているわけではないんです。
そもそも、平安京みたいに方角を気にして碁盤の目のように整備された土地なんてほとんどありません。
そして知られていないことですが、南向きの総称の中にはいる、南西向きの土地も暮らしづらい土地のひとつでもあるのです。
簡単に言うと、暑い夏でも強い西日が入ってしまいます。ですから南方に窓があっても開けておくことができないからです。南向きだからって単に暖かい、いい家だとはいいきれないのです。
「方位が正確じゃない家だって?」
「なぜ、そんなことがおきるの?」
そうお思いなのもよくわかります。
理由は簡単です。
土地を販売する不動産会社にとっては、南向きの方が人気もあり、高く売ることができるの、都合がよいのです。
ですから、それが少し東に向いていても、少し西に向いていたとしても、要するに、だいたい南に向いていれば「南向き」として販売する傾向が強いのです。
そして、もう一つ気を付けて欲しいことがあります。
本当に真南に向いていたとしても、南の道路が、例えば、人通りの多い場合などはどうなるでしょうか。
せっかく南に大きな、窓があっても、人目が気になりますよね。
そうすると、家の中から開けづらく、外の人と目が合うとなんか落ち着かない。そして年中カーテンを引いたまま・・・・・という家にお住まいのお方もいらっしゃるのです。
ですからここで大切なことは
南向きが良いのではなく、日当たりが良いということが大切だということなんです。
「南に向いている土地」というよりも、「家を真南に向けて建てられる土地」が、良い日当たりを確保できると言った方が良いかもしれませんね。
例えば、もし次のような場合にも、設計の工夫しだいで・・・・広い土地ならこんな方法も
広い土地なら、こんな方法も可能だけれど・・・・・
奥に長い敷地の方が多い。大阪市内、八尾、東大阪、柏原、藤井寺などでは、コの形(コの字)の家という方法。
そうです。中庭のあるお家です。三面の窓から陽の光がさしこみ、そこにお花や好きな木を、植えられるのもいいかもしれませんね。
このように建て方しだいで、真南に家を向けたり、真南からの光をいれればよいわけです。
南向きにこだわらなくても、日当たりのよい家はできるんです。ポイントさえわかってしまえば、何も難しいことはありません。土地探し、家づくりは楽しいものです。
理想の物件探し
さて、あなたが探しているのはどのような条件の土地でしょうか?
「うーん、やっぱり交通の便がよく、日当たりもよく、駅も学校も近くて、静かで庭と駐車場のスペースもとれる広さで・・・・・・」
(そうですよね。確かに、そういった土地は間違いなく、百点満点の最高の土地であることは間違いないと思います。)
ただ、もしかして、南向きと同じようにそれが当たり前だから、常識だから、そういう土地が欲しいと考えているのではありませんか?
ただ こういった土地を探すこともやはり問題はあります。
何でしょうか?
第一に、残念ながらなかなか見つからないということ。
もしあったとしても、
誰もが欲しい土地ですから、不動産会社は大々的に広告を打って、集客に利用するでしょう。高い倍率の抽選になる事もあるかもしれません。
第二に、満点の物件を探す場合、当然根気よく何十件もの物件情報を見ていくことになりますが、そのうちに、どれがよくて、どれが悪いのか分からなくなってしまうことがあります。
「そんな まさか・・・・・・」と思うかもしれません。
そこで、ちょっと思い出してみてください。広告には小さな小さな文字で、こまかく、様々な情報が載っていますよね。これらをしっかり比較して、あなたは、ご家族にあった一番よい土地を選ぼうとしているところです。
さて、広さ、向き、立地、接道、価格、建ぺい率・・・・それ以外の小さな文字。あなたはその情報を読んで、何を見抜くことができるのでしょうか?
同じような立地、価格、面積の場合、あなたは何を基準に選ぶことができるのでしょうか?
プロである不動産営業マンは、あの小さな文字から 情報から、そして、経験から、比較の難しそうな、そんな報から、様々な土地の問題点を見抜くことができます。試しに聞いてみてください。
そうして、よくよく聞いてみると、それはまさにどの土地も、一長一短・・・・・・。
試しに10件ほどの広告を見て、実際に現場に行って見るのもいいかもしれません。そして、すぐになるほどと、土地の一長一短があるといことに、実感できると思います。
では、土地探し、どうしたらいいのか?
それは・・・、満点の物件ではなく、合格点の物件を探すということなんです。
ここで一番大切ことは、
あなたが家を建てる目的はなにか、
建てた家で、そこに住む家族は何を楽しみたいのか、
ということです。
お子さんの進学にあわせて家をたてるなら・・・?
学校や駅が近いことは譲れなくなるわけです。なるべく今と同じ学校に通わせたいと思うなら、エリア選びが重要になってきますよね。
定年後の暮らしを楽しみたいなら・・・?
車のガレージや、家庭採園などの趣味のためのスペースを大切にしたいですよね。
つまり、多少 交通の便が悪くても、広さが譲れなくなってきます。
広い家であれば、離れて暮らす子供達が孫を 連れて泊まりにくるというライフスタイルになるかもしれませんね。
家は「一生 同じスタイルで住むもの」はなく、「成長し、変化させていく」と考えると分かりやすいかもしれません。
つまり家族構成に合わせて、ライフステージにあわせて、あなたが○○するための家を創るのだと考えてください。
一般に良いといわれている家が、土地が、本当に、あなたにとって一番合っていると、思いますか?
あなたは あなたの家族だけの家をつくりましょう。
そこで大切なのが、生活する具体的なイメージをもつことが、土地選びと家づくり必勝法の大きなカギになってくるのです。
買った後にお金がかかってしまう土地
「立地と広さと・・・自分にピッタリの土地を見つけたと思ったのに、買った後にお金がかかるなんて、どういうこと?」
ええ、分からないのも無理はないんです。この問題は、たとえプロであっても簡単に見抜けるものでもありません。
だって、 そのナゾは地下に隠されているのですから。
地下に隠れたナゾを簡単に3つお教えいたします。
その1 まず下水道、これが敷地の中に入っていないと、道路と土地を掘って敷地内に入れるのに、費用がかかってしまいます。
その2 次に水はけです。 これは坂の途中にある土地の場合、斜面を造成した「ひな壇」とよばれる土地の場合には特に注意してください。上の土地から水が流入し、近隣とのトラブルになるので要注意です。
その3 最後に地盤です。川の間や川の付近、田んぼが近い等、水辺は地盤が弱いということに、気を付けなければいけません。
近所に川や沼があるかの他にも、地域の持っている特性を知っておくことはとても重要です。
地盤がゆるい場合は当然、補強をしなければ、家が傾いてきてしまいます。
この補強に必要な工事は、場所によって、大きく変わります。
それでも、あえて金額を言うとするならば、50~150万もしくは200万円くらいと、大きな幅をもってでしか答えられないのです。
金額にばらつきがあると、あまり参考にならないと、思われるかもしれません。
ただ八尾、東大阪、柏原、藤井寺、近辺という土地柄は、90%程度のもの確率で発生します。
古来、大和川の付け替え工事などの影響なのでしょうか?。どちらにしても、後から慌てないためにもそんな可能性を十分に考慮に入れておいた方が、良いと思います。
もちろん必ずしも杭を打たなければいけない。というわけではありません。
実際は地盤の調査してからの判断です。
調査の方法は、例えば、スエーデンサウンデイング方式という方法です。
これは、実際に建物を考えている敷地に、細い棒を回転させながら、土の中に入れていき、固い地面がどこにあるのか、回転数を見ながら調査するという方法です。地面近くにかたい地盤があれば、補強工事が必要ない場合もあります。
調査の上で、補強を行わなくても必要のない場合も、しっかり保証されますので 安心して建てられるようになっています。
この杭は、その上に建てる家のかたちにあわせた位置に打つものです。
安心の為に、土地の為に、そして頑丈につくる家のために、地盤調査は大切なのです。
えっ?
「そんな 大事なこと、不動産屋の情報に書いてないのは変じゃないか!」
ですって? うーん・・・・
もっともな、ご意見ですが、残念ながら当然のことでもあります。
不動産業界では、土地査定の基準は道路や立地条件などによって決められています。
また、そのあたりの土地の取引をされた相場なども勘案します。
立地がよいかどうかや 実際に取引された今までの土地の売買値段で土地の良し悪しを、つまりは値段を決めているということです。
とくに、地盤強度や水はけについては、なかなか予想のつくものではないですから、不動産会社にもわからないわけです。
ですから不動産会社を責めるわけにもいかないのです。
予算の考え方
さて、ここでお話ししたいことは・・・
当然だろ、と、怒られるかもしれませんが、
土地購入予算は、家の建設費を考えたうえで組まなければいけないということです。
予算については、実はかなりアバウトに考えている方が多いので、念の為に言っておきたいのですね。
ほとんどの方が土地購入と新築の為にローンを組まれるわけですが、無理のない資金計画が必要です。
実際のところ、いくらまでのローンが組めるのか、組めるといっても、返済できるかどうか?きちんと調べておくことをおすすめします。
そうして、このいわゆるライフプランというものは、生命保険会社や銀行でもシュミレーションできます。今 加入されている保険会社にもあるかもしれません。
インターネットが出来る環境であれば「ライフプラン」と検索してみるのもいいですね。保険会社などのホームページで簡単に試せるものもあります。
携帯用ゲーム(ニンテンドーDSなどの)からいくつか販売されている、ファイナンシャルプランナー監修の家計簿ソフトでも住宅ローンのシュミレーション機能を試すことができます。これは、住宅購入の為に今月はいくらか貯金をしなければいけませんよ、といったことまで計算してくれるので便利です。
さあ、ここまできたら、あなたは土地選び必勝法の核心に、かなり近づいてきました!
土地選びに必要な四つのポイントはもう大丈夫ですね?
しかし、これらを同時に考えながら自力で土地を探していくのは、なかなか至難の業であることもご理解いただけたとも思います。やっぱり、慎重にいかなくちゃいけません。
それでは、お待たせしました!
お金をかけずに、経験豊富な家づくりと、土地選びのプロを、あなたの味方に付けましょう
いよいよ 次は、その方法をお教えします。
失敗しない、究極の土地選び必勝法はコレ!
良心的な住宅会社にみてもらって、
設計の目線から、家をつくる目線から、土地を見てもらうことなのです
そうです、土地選びの際に、
実はあなたが味方に付けるべき、手前ミソで恐縮ではありますが、土地選びのポイントといううのは、設計事務所や建築会社なのです。
ここまで読んでいただいたあなたなら、おわかりですね?
家をつくる会社なら、実際に家を建てるわけだから、
予算も、間取りも、日当たりも、地盤も、水はけも・・・・
すべてを考えることができるわけです。
だから結論からいいましょう。
土地選びは、設計事務所、住宅会社、建築会社に一声かければいいのです。
あなたは、設計事務所に、こう言っておくだけでいいんです。
「○○周辺に、これくらいの広さの土地を探してほしいんだ」
「予算は家づくりとあわせていくらまで」
前後しましたが、その前に必要な広さについて相談しておくことも忘れずに♪
「え~っ、建築会社に土地選びも相談していいの?」ってお思いでしょうか。
はい、もちろん大丈夫なのです。
もう一度言っておきますが、土地を探してもらうことに一切お金はかかりません。
頼んでおくかおかないかの違い、ただそれだけなんです。
建築会社に土地選びをお願いする三つのメリット
☆メリット1
地元の住宅会社、設計事務所を選ぶメリットは、なんといっても融通が利くこと。
なにか疑問があれば、すぐに聞いたりできる親近感があるのがおおきなポイントです。
☆メリット2
住宅会社は、家をつくるのが仕事です。あなたがどんな家を建てたいのか、新居で夢見る生活がどんなものなのか、住宅会社の営業マン、設計マンは、しっかりと耳をかたむけ、あなたにピッタリのプランを練ってくれます。
☆メリット3
手前ミソになりますが地域密着型の営業をしている住宅会社ですと、地元不動産会社とは常に、密接な持ちつ持たれつ関係を築いています。ようするに、不動産会社に顔がきくということですね。
え?何だかきれいごとばかり言っているみたいですか?
わかりました。ではちょっとウラの視点で考えてみましょう。
住宅会社は普段「家をたててくれる人」を探しているわけですよね。そのために「土地を買って、これから建てようとする人」がいる。
不動産屋さんと親しくなって、土地を紹介してもらうのは納得できますよね。
そこへ、家を建てようとしているあなたが相談に来たら・・・?
設計事務所、住宅会社の人は家を建てることが仕事です。ですからまず、あなたの信頼を得なければいけません。自社の持っている人脈をフルに使って、満足のいく土地を探そうと考えるのは当然なわけです。だってそうじゃないと、仕事ができないんですから。
そうして地元であればあるほど、評判だけが頼りです。間違っても「変な土地をすすめられた」と言われれば死活問題なんです。ちょっといやらしい言い方かもしれませんが、こう考えると納得できるでしょ?
設計事務所、住宅会社、工務店は、家づくりのプロです。
良い家づくりと、そのために必要な条件とを熟知している。つまり、理想の家づくりと、理想の土地探しを同時に叶えることができます。
家を建てる仕事をしているからこそ、家を建てるあなたの気持ちになって、土地選びからのお手伝いするのです。
土地を探しているあなたは安心して、楽しく間取りやプランを考えることでいいんですよ
現実には、そうやって見つけてもらうことを依頼しておきます。
さらには、ご自身でも不動産屋さんに足を運び、これはどうかなと、さがしてもみる。
そうして、気になる土地に出会うとこととなります。
その時に、「いざ、購入」を決断する前に、まずは、住宅会社に土地の事前診断をしてもらうことなのですね。
このような準備が失敗しない、あとで、後悔しないための大切なこととなるのです。
文
代表取締役
住宅アドバイザー 安本 昌巨 八尾市出身。地元信用金庫 職員、ハウスメーカー下請け工務店を経て。元受け会社として独立。 現在は設計事務所・株式会社シーキューブとして、今年で創業49周年目となる。 家づくりを通して、年間630組以上ものご家族様の笑顔づくりをしています。 著書「家づくり、幸せづくり、絆づくり」(エル書房) |
お庭のお打合せ★!
こんにちは!
急にまた寒くなってきましたね。
風邪などひかれておりませんでしょうか?
今日は先日のお庭のお打ち合わせの様子を。
お家が完成に近づき、
足場もとれ、
実際にお家を見ながらお庭のお打合せを
してきました★
いよいよ完成が近づいてきましたね!
私もワクワクしてきました★
また完成の様子も
更新させていただきますね!
ではまた!
屋根の素材が持つ効果〜金属系編〜|八尾・大阪で家づくりを考える
あけましておめでとうございます。
2019年もシーキューブをよろしくお願い致します。
さて、今年最初のお役立ちブログは、前回に引き続き、屋根のお話をします。
屋根の素材にもいろいろな種類(スレート系・粘土系・セメント系・金属系など)がありますが、今回は金属系の素材についてご説明いたします。
金属系の素材は加工しやすく、複雑な屋根形状にも対応できるのが大きな特徴のひとつです。
またカラーバリエーションも豊富なため、好みの色を選ぶ際の選択肢も、他の屋根素材に比べて多いと言えるでしょう。
最近は耐久性とモダンなデザイン性が人気の、ガルバニウム鋼板の金属屋根が多く使用される傾向があります。
一方金属系の素材は熱伝導率が高い分断熱性が低く、遮音性が低いことが弱点です。
断熱材の裏打ちにより断熱性や遮音性を高めることで、この弱点をカバーすることもできますよ。
わたしたち「株式会社シーキューブ」は昭和46年4月創業のリフォームや新築工事を行っている会社です。
リフォームといっても老朽化から家を守るためのものから、単純に雰囲気を変えたいという様な要望までさまざまです。
わたしたちは、お客様ひとりひとりのご要望やライフスタイルに合わせた適切なリフォームプランを提案していますので、お気軽にご相談ください。
屋根の素材が持つ効果〜瓦編〜|八尾・大阪で家づくりを考える
こんにちは、今年も残すところあと1日ですね。竹森です。
屋根の素材について考えたことはありますか?
和風の家ではなくても、洋風の家にも瓦はよく似合います。
瓦にすることによって見た目が豪華にもなりますので、洋風の家だとしても、家を建てる時には使用するようにしておきたいものです。
瓦の特徴としては、粘土系は耐久性や耐熱性、断熱性に優れていますので、家を作るうえでは最適なものともいえます。
しかし重量が重い分、耐震性への配慮が必要になりますので、設計の際には配慮するようにしましょう。
一方で重さがある分、遮音性が高くなっていますので、近隣にも迷惑をかけにくくなっています。
中には軽量化を実現したタイプや、遮熱性を持ったものもいろいろと販売されていますので、検討してみてはいかがでしょうか。
瓦の形にもいろんなタイプがありますし、色も様々です。
家の外壁とのバランスも考えて、合う色や形を選ぶようにするといいでしょう。
施工や葺き替えをする時に値段が高いと感じる人もいるかもしれませんが、頻繁に葺き替えをしなくても大丈夫なものでもありますよ。
ですので、家を建てる際には瓦を使用することも選択肢に入れてくださいね。
ロフトを収納スペースに|八尾・大阪で家づくりを考える
こんにちは、シーキューブ塩出です。
ロフトをベッドとして使うのは少し…という方は、収納スペースとして使ってみると非常に便利ですよ。
ロフトを収納スペースにする利点としては、生活空間に荷物を置かずにすむので、部屋がすっきり広くなり、快適な生活をすることができることです。
ロフトに収納をする物はどのような物でも良いのですが、頻繁に使うことのない季節物やアウトドア用品といったものを置いておくと良いでしょう。
頻繁に出し入れをしたりするわけではなく、手間もかかりませんしいざというときにはすぐに取り出すことができます。
それでいて普段は場所を取らないので、スペースの有効活用をすることができます。
ロフトは部屋として数えられない分、予算が少なくても広々とした空間を手に入れることができます。
ですので、物件選びをするときにはロフトを収納スペースとして考えて、部屋探しをしてみるというのも良いでしょう。
ロフトは使い方次第では非常に便利なものであり、収納スペースとしても活躍をしてくれる場所なので、有効活用をすることができれば、暮らしをより快適にすることができる設備となっています。
先日アフターメンテナンスでご建築させていただいたお家にお伺いさせていただきました。すると・・・・ロフトには町ができていました。(阿倍野ハスカスまであるんです。笑)
今までは片付けないとだめといっていたのですが、そのままにしておけるのでどんどん広がってきちゃいましたとお話してくださいました。
などなど、使い方、楽しみ方は人それぞれです。もし興味がありましたら、検討してみられるのもいいかなと思います。
片流れ屋根でおしゃれな住宅へ|八尾・大阪で家づくりを考える
こんにちは、アドバイザーの原田です。
最近では、
片流れ屋根を持つ家造りを好まれる人が、近年増えているようです。
それには理由があります。
家づくりはその人の個性やライフスタイル、人生観までも投影しているといえます。
片流れの屋根を持つ家の大きな特徴の一つに、そのデザイン性の高さがあげられます。
デザイナーズ住宅のようなイメージがあり、シンプルであり、かつモダンであることがあります。
シンプルモダンスタイルに合うのが、片流れ屋根を持つ住宅ではないでしょうか。
そして大きなメリットの一つに挙がられるのが、南西に向けた屋根であればかなり効率的に太陽光発電が可能である点です。
太陽光発電の発電効率を考えた場合、南西の片流れの屋根は屋根面積が広く、たくさんの太陽光パネルを設置できるのです。
また片流れの屋根の形状的な特徴により、ロフトも天井高となり、使いようによっては子供部屋など一つの部屋として機能します。
これは、小さな敷地でも合理的におしゃれな住宅として建てることが可能です。
住む方のライススタイルや個性の主張とともに、限られた敷地を有効に使った家造りにも通じるものです。
太陽光発電を有効活用したエコライフという観点からしても、今後の家造りのトレンドとなることでしょう。
センサーライトで防犯効果アップ|八尾・大阪で家づくりを考える
こんにちは、竹森です。
家を建てる時には見た目や使い勝手も重要ですが、家族を守ってくれるような防犯対策もきっちりと施しておきたいものですよね。
特に八尾や羽曳野は、お隣さんとの距離も近くより安心に暮らしたいとお話されるお客さまが多いです。
防犯対策には、踏むと音がする砂利や防犯カメラの設置など色々なものがありますが、色々と組み合わせる事で効果がアップします。
最近では設置する家が増えて来ましたが、人が近づくと光るセンサーライトもあり、こちらも防犯対策にとても効果的です。
侵入犯が犯行をあきらめた理由は「近所からの視線」が63%という事なので、近所に気付かれやすくなってしまうセンサーライトを光らせて侵入させにくくしてくれる効果が期待出来るのです。
また、夜の訪問者がすぐに分かるというメリットもあります。
これらの対策を施す事で、防犯意識を高く見せ、下見の段階で予防してくれる可能性が高まります。
犯人も、防犯意識が高そうな家よりは防犯意識が低そうな家の方が狙い易いので、防犯対策を施しているというアピールになるような物は、取り付けないよりは取り付けた方が安心する事が出来るのです。
これらの細かい工夫は、コストをそれほどかける事無く、誰でもすぐに出来る対策ですのでおすすめですよ。
ぜひ実際どんなものなのか気になるかたは、現場見学会がオススメです。
実際に建てられたお家ではお家との距離感や対策、コスト面でも工夫していますので、体感してみてください。
太陽光を利用して節電を|八尾・大阪で家づくりを考える
こんにちは野口です。電気の自由化がはじまりましたね。
ニュースやテレビでも電気料金話題があり、いろんな業種の方が販売されています。
どこがいいのかまだ調べきれていないところもあるぐらい・・・
またおいおいお伝えできればと思います。
さて、今日は太陽光についてお伝えします。
太陽光はクリーンなエネルギーの一つです。
これまでも太陽光発電は、石油や石炭、天然ガスなどを用いた火力発電と異なり二酸化炭素を排出しないので、地球温暖化を防ぐ電力源として注目されてきました。
けれども、二酸化炭素濃度の増加による地球温暖化を防がなくてはならないと頭では解っていても、なかなか自宅に太陽光発電を導入しようと踏み出せなかった方も多くいるでしょう。
しかしながら、東日本大震災以来、日本では原子力から火力へと発電を切り替えました。
そのため、二酸化炭素の排出は増加し、国内の電気料金は上がる一方です。
そこで太陽光発電による自家発電はさらに脚光を浴びています。
特に、最近ではソーラーパネルや蓄電池の性能が上がり、太陽発電によって電気料金を大幅に削減できるようになっています。
ただでさえ、電気料金が上がっているなか、晴天時にはほぼ全ての電力
が賄えてしまうことは家計に大きなメリットとなります。
夜間や雨天・曇天時のような発電理療が不足するときのみ電気を購入する以外は、電気料金を支払うことなく生活することが可能となります。
節約という観点からも、太陽光発電のメリットは非常に大きいのです。
ちょっと興味があるな・・・と思われたらシュミレーションもできますので、お気軽にご相談してくださいね。
高気密住宅とは|八尾・大阪で家づくりを考える
こんにちは、竹森です。
高気密住宅は、家の隙間を限りなく減らしているために、空気が外部に逃げにくく、冷暖房効率を高く保つことが出来ますので、高断熱の省エネ住宅として最適な仕様なのです。
また、高気密を保つために窓が二重サッシやペアガラスなどになっているため、外からの音の遮音性が高く、家の前に車の通りの激しい道路があったとしても、窓などをしっかり閉めている限り、防音効果も非常に高いといえます。
ただし、このような高気密高断熱の住宅にも、デメリットがまったくないわけではありません。
高気密な故に、計画的な換気システムの導入が絶対必要になってくるのです。
それは、普通の家と違って圧倒的に隙間がない気密性が高い住宅のために、自然換気のみでは換気量が不足し空気が汚れてしまうという懸念があるからです。
春や秋など、また夏でも早朝の暑さが和らいでいる時などは、積極的に窓を開け放して換気をすれば、換気システムに頼る必要はありませんが、一日中窓はおろか玄関ドアもほとんど開けないような状態では、やはり換気システムを頼って計画的に換気しなければなりません。