尊敬する建築
尊敬する建築がいくつかあります。
一瞬見ただけで、ため息が出るような建物。
私にとってのその1つ、ミースファンデルローエのバルセロナパビリオン。
軒が深く出て、その直線ラインの際立ち方は、
1つの直線が生きているとまで思わせてくれます。
日本の建築でも最近は納期を短くしているものもありますが、
私個人としてはバルセロナパビリオンを尊敬するものとして、軒を深く出すことは大好きです。
そうすれば季節の良い時は、
窓を開けっぱなしにしていても、風が心地よく入ったり、
景色を生のままで楽しむことができたり、
自然の光もまぶしくなく楽しむことができます。
また多少雨が降っているときであっても窓を開けることもできます。
雨は、家を建てる私たち業者の世界では、
幸せが降り注ぐ、振り込むとも言われます。
雨音の中ではいろんな音が優しく聞こえる気持ちになります。
あまりのゲリラ豪雨は好みませんが、しとしとと、ゆっくりな時間をとどけてくれる時には、まさに恵みの雨。
これからもたくさんのご家族様の家づくり。
いろいろな思いのこもった家づくり。
すべての出来事が味方につくような、プラス発想での家づくりを行っていきたいです。