クロス工事の作業工程
こんにちは、工務課の田村です。 私の学生時代のお話ですが、授業の課題のために ショールームへよく足を運んでいました。 その中でも特に楽しかったのが クロスのショールームでした。 シンプルなもの、可愛い柄が入ったもの、 どこに使うのが正解なんだろう? というくらいインパクトのあるもの... 沢山ありすぎて分からない!ってなりながらも 選ぶ時間がとても楽しかったことを覚えています。 ということで、 本日はクロス工事についてお話します。 クロス工事は、大工工事が完了してから 約1週間で仕上げていきます。 お家の大きさや形によって もう少しかかる場合もあります。 1週間程の工期ですが 石膏ボードにいきなりクロスは張っていきません。 クロスを張っていく前に パテ処理という作業があります。 石膏ボードの継ぎ目や、ビスを打っているところに パテを埋めていき、凹凸を無くしていきます。 ------------------用語説明------------------ 石膏ボード →石膏(せっこう)を主とした板状の建築資材で 防音性、防火性が高い ビス →側面に溝のある小さなねじ パテ →ペースト状の充填材のこと ------------------------------------------- パテは1度だけではなく、3回塗り重ね さらに表面を削っていきます。 このパテ処理がクロス工事ではとても重要になってきます。 パテ処理が十分にできていないと 下地を拾ってしまうからです。 また、下地を拾いやすいかどうかは クロスの種類も少し関係しています。 厚みが薄いものは拾いやすく 厚みがあるものは下地を拾いにくいです。 下地処理を終えたら、次はクロスに糊を付けていきます。 糊付け専用の機械があるので職人さんがクロスをセットし 指定の長さでカットしていきます。 クロスの糊付けが終わればいよいよクロスを張る作業です。 専用の工具を使いながら丁寧に 向きや柄をしっかり揃えて張り付けていきます。 最後に確認をして、クロス工事は完了です。 クロスを貼る前と貼り終わった後ではお部屋の印象や 明るさが全然違います。 日に日に形が出来上がっていく工事中も お家づくりの楽しみの一つだと思います。 また現場についてのブログを書いていきますので よろしくお願いいたします。
2020年06月8日 | 作成者:
田村朱梨