「いい家」ってどんな家?③
昨日は子供のダンスの発表会でお休みをいただき、
親ばかですが我が子の姿に感動した、あべの店の野口です。
さて今日は「いい家」ってどんな家?の第三弾!
暑さ寒さ対策についてお伝えしたいと思います。
ところで、皆さんのお家は築何年くらいの建物でしょうか?
私が昔、小学校6年生まで住んでいたお家は、築60年位の木造住宅でした。
当時は、今ほど夏も暑くなかったので、
どちらかというと、冬の寒さの方がきつかった記憶がありますね。
何といっても、すきま風が当たり前でしたし、
アルミサッシでもなかったので、窓際は特に寒く、
いつもこたつにもぐりこんでいましたね。
要は冬は寒くて当然!でした。
「さむっ!」って言おうもんなら、「上に何か着きたらいいやん!」
という会話が我が家では当たり前。
お家の中にいながら外出してるような着こなし!
それが省エネでまた心身ともに強くなる!
みたいな、昭和の根性論的な考えがあったように思います。
ただ時代も変わり、
そのようなお家は非常にエネルギー効率が悪く、
また人体への健康被害、そして日本の短命な建物寿命にも
大きく影響を及ぼしているんですよね。
では、そのようなお家にならないように、
暑さ寒さの事を考えているお家は
何でどう判断すればいいのか、??ですよね。
結論、高気密で高断熱な住宅であれば
いいという事なんです。
高気密なお家はどんな家かと言うと、
簡単に言うと隙間の少ないお家という事です。
こちらはC値いう数字で判断できます!
C値とは、家中の隙間を集めた隙間面積(㎠)を延べ床面積(㎡)で割ったもので、
単位は㎠/㎡で表します。
以前に推奨として北海道などの寒冷地で2㎠/㎡という基準が
あったようですが、今は特には無いようです。
海外でカナダや北欧の基準は0.6~0.9㎠/㎡、
ですのでC値が1を切るようであれば、非常にいい数値ではあるかと思います。
ここでまずは気密性が判断できるので、
その建築会社さんがどのレベルを目指しているかを確認頂くと
いいかと思います。
次に高断熱のお家。
簡単に言うと、家の中に外の空気の温度を伝えにくいようにしたお家です。
夏は暑く、冬は寒い!ってお家にならないように断熱材やサッシなどで
熱の出入りをなるべく抑えるんです。
こちらはUA値(ユーエーチ)という数字で判断できます。
最近耳にする機会が増えては来ましたが、
ZEH(ゼッチ)住宅はご存知でしょうか?
この住宅の考え方は、
できるだけエネルギーを必要としない断熱性能、
エネルギーを上手に使う為の省エネになる設備の採用、
そして必要なエネルギーを創る、
以上を通じて1年間のエネルギー収支をゼロ以下にする住宅を指します。
このZEH住宅の断熱の基準、UA値は0.6以下と規定されております。
目安としてもって頂くのであれば、これからの住宅は、
この0.6はクリアできる住宅がいいと考えます。
以上のような高気密・高断熱のお家の実現により、
家計にやさしい省エネな生活ができ、
健康寿命が延び家族との幸せな時間が増え、
お家もいい状態で長持ちする、資産価値もあがり、
何より地球環境にも寄与するような住宅になるのです。
是非、ご参考にお家づくりを進めて頂ければと思います。
それでは、また!