とりあえず35年!
今朝は天気も最高で
ジャケットを羽織って丁度いい気温、
ホント心地いい朝でしたね~。
やっぱり秋は読書・食欲、そして体にも優しい、
年齢とともに秋は一番好きな季節になってきたなぁ~って
実感してるあべの店の野口です。
さて今回の題名、
「とりあえず、35年!」
まるで生ビールを頼むような軽い感じ。
でもとても大切なんですよね。
そんな記事をFPさんの記事から見つけましたので、
ご紹介したいと思います。
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「毎月の返済額は、8万円以内で!」
住宅ローンのご相談を受けると、
このように毎月の返済額を気にされる方は非常に多くいらっしゃいます。
そうなるのも無理もありません。
ほとんどの方は、住宅ローンの返済を考える時にアパートの家賃と比較します。
「今の家賃ぐらいまでなら・・・。」
「今の家賃にプラス1万円ぐらいで・・・。」
とこんな風に考えるのは当然のことかもしれません。
しかし、この考え方は、時として大きな失敗を招くことになります。
それは、実は住宅ローンの計画でもっと重要なのが返済期間だからです。
住宅ローンの月々返済額を算出するのには、次の3つの条件を確定しないといけません。
① 借入金額
② 金 利
③ 返済期間
①借入金額はもちろんですよね。
いくら借りるかが決まらなければ、返済額は計算できません。
②金利も皆さんが住宅ローンを検討する時に、
もっとも気になるところですので言うまでもありません。
住宅ローンは借りた金額だけを返すのではなくて、
借りた金額に利息をプラスして支払うので、金利によって返済額は変わってきます。
最後に、③返済期間です。ローンは分割払いです。
ですから分割払いの回数によって1回あたりの返済額が異なる訳です。
35年返済だと420回払いということになります。
30年返済だと360払い。同じ金額を借りた場合、
420回払いと360回払いでは、360回払いの方が、
1回あたりの返済額は大きくなるのです。
住宅ローンの月々返済額を計画するということは、
この3つの条件をどうするのかを計画ということです。
しかし、「借入金額」や「金利」については検討する人は多いのですが、
返済期間に限って、なぜかどの人も35年返済で計画されます。
どのハウスメーカーでも金融機関でも、必ずと言っていいほど、
返済期間は35年で計画されています。
これはとっても不思議なことです。
その理由は簡単です。
住宅ローンの最長返済年数が35年だからです。
例えば3000万円の住宅ローンを金利1%(ボーナス返済なし)で
借りたとします。
35年返済であれば、毎月の返済額は84,685円。
でも今の年齢が35歳。
35年たったら70歳だから定年までに払い終わる30年返済でローンを組むとすると、
毎月の返済は、96,491円。
約12,000円も毎月の返済額が増えます。
同じ家を売るのに、ローンが「毎月96,491円ですよ!」というより
「毎月84,685円ですよ!」という方がお客様の心理的はハードルは低いですよね。
毎月の返済額が少なく見えるように、返済期間は自動的に35年返済で計画されるのです。
しかし、どうでしょうか?
本当に35年返済で計画してもいいのでしょうか?
今のご年齢やお勤め先の事情。
そういうことまで考慮した時、逆に35年返済で計画できる人は少ないのでないでしょうか?
住宅ローンの返済計画は実は「返済期間をいつまでにするのか?」
ここから決めていくのが最も重要なことなのです。
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以上の事から考えると、
35年はダメなのかなぁ~、なんて思うかと思います。
35年がダメなのではなく、
お子さんの成長、老後資金の貯蓄などを考えた上での、
人生設計を考えた上での35年は大丈夫なのです。
無事に35年で払い終える計画ではなく、
ローンを支払いながら人生を楽しく、終える、
そんな人生設計を描けるようにと思います。
それでは、また!