住宅ローンの落とし穴!
先日火曜日、東京は渋谷まで
研修を受講しに行ってまいりました!
10時受付スタートの研修でしたので、
7時の新幹線に乗って行ってきました。
って事は、そうなんです。
お家を出たのは6時頃。
冬の朝ってこんなに暗かったんだと
なんか改めて実感したあべの店の野口です。
さて今回の研修は、
日頃お世話になっております
FP(ファイナンシャルプランナー)の先生の研修。
社会の変化や建築業界を取り巻く環境など
今回もたくさんの学びをいただいて帰ってきました。
その先生の記事をまたご紹介したいと思います。
これは、よくあるお話なので、
是非参考にして頂きたいと思います。
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「住宅ローン『金利の低さ』だけで選ぶと…。」
住宅ローンは難解複雑です。
商品の種類がやたら多く、仕組みはわかりづらい。
おまけに「住宅ローンを組む」という行為は、ほとんどの人にとって初めての経験。
「よくわからないから営業マンにすすめられるまま決めた」という人もいるでしょう。
しかし、住宅ローンは借り方を間違えると
思わぬ損をすることがあるので注意が必要です。
住宅ローンの誤解「一番低い金利の商品が最もお得……とは限らない」
住宅ローン選びにおいて、金利は最も重要なポイントです。
最近は、低い金利の商品を見つけたいと思ったら、
インターネット上にある住宅ローン比較サイトを確認すれば、
最低金利の商品を見つけることができる便利な世の中になりました。
ところが、多くの人がハマりがちなのが、
「見た目」の金利が低い商品を選び、
結果として損をしてしまうという事態です。
実は、金利が低いことで上位にランキングされている商品でも、
借り入れからしばらく経つと金利が上がるものもあるので気をつけてください。
具体的な商品例でみてみましょう。
例えば、三菱UFJ銀行のネット専用住宅ローンで
2019年12月に借り入れした場合、
「3年固定金利」は0.39%、
「変動金利」は0.525%です。
一見すると3年固定金利の方が
変動金利よりも金利が低く有利に見えます。
しかし、決してそうとは言えません。
どういうことでしょうか。
まず3年固定金利の場合、
3年間の固定期間終了後の「金利優遇」が▲1.85%となります。
これは、3年後に金利を再び選択する際、
その時点の「基準金利」(これは金融機関ごとの住宅ローンの「定価」のようなものです)
から1.85%引いてもらえるということです。
一方、変動金利は、最初から最後まで金利優遇が▲1.95%。
変動金利の基準金利は半年ごとに見直しされており、
現在の基準金利は2.475%なので、基準金利2.475%-金利優遇1.95%=0.525%となり、
当初の借入金利が0.525%というわけです。
仮に今後も金利が変わらず
変動金利の基準金利が2.475%のままであるという前提で
考えてみましょう。
3年固定金利を選択した場合は
3年後に変動金利を選択するとします。
すると、4年目以降の金利は0.625%(基準金利2.475%-金利優遇1.85%)となり、
それまでの0.39%から+0.235%もアップしてしまいます。
一方、変動金利を選択した場合は、
金利が変わっていない前提ですので3年後も変わらず0.525%です。
4年目以降の期間が長いことを考えたら、変動金利の方が有利といえます。
このように、借入当初の金利だけでなく、
その後の金利がどうなるのか?そこまで注意深く検討しないといけません。
住宅ローンとの付き合いは何十年も続く方がほとんどですから。
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以上の内容をご覧いただき、
なるほど!っと思われた方、
やはり難しいなぁ~って思われた方、
色々かと。
詳しく聞いてみたいという方は、
遠慮なくご相談ください。
また念のためにお伝えすると、
3年固定が悪いわけでなく、
あまり長くローンを組む予定の無い方にとっては、
非常にお得な金利は間違いないです。
要はご検討されるお客様によって向き不向きの商品が
あるという事をご理解頂くといいのかと思います。
それでは、また!