壁の雨漏り・カビ対策 防水の監査
こんにちは、工務の品川です。
今日は外壁の防水紙の監査に行ってきました。
今回の監査では、外壁に施工した透湿防水シートと胴縁、そしてバルコニーの防水の確認をします。
まず、透湿防水シートはその名の通り、湿気は通し、水は通さず防いでくれるシートです。
➀室内で発生した水蒸気などの湿気を含んだ空気を通し、通気層から外へ出して結露を防ぐ。
②外から雨水などが万が一進入しても中へ入り込むことを防ぎ、すぐに流して腐食やカビを防ぐ。
この2つの働きをしてくれる重要なものです。
その透湿防水シートの、上下と左右に重ねる幅、穴や破れがないか、窓まわりの処理などを確認します。
次に、胴縁は材料を取り付けるための木材のことです。
➀サイディングを留める下地。
②壁の中を空気が通るように空間をつくる(壁の中でカビが発生しないために通気させる)。
この2つの役割があります。
胴縁を使う場合は厚みや、空気が通るのを妨げていないかなどを確認します。
胴縁を使わずに、通気金具という金物でサイディングの固定と、空気を通す場合もあります。
そして、バルコニーの防水は、防水の範囲(高さ)が決まっているため、それを満たしているかなどを確認します。
これから永く安心して住んでいただくために、
雨漏れや、壁の中が結露しカビたり腐ったりするのを防ぐことは大切です。
雨漏れや結露の対策として使っている材料が適正に施工されているか
を確認することも、人の手がつくっている分、大切だと思うので、
長い期間が経ったときにも、心地よく暮らしていただけるよう、今後もしっかり監査していきたいなと思います。
今回は、透湿防水シートの一部に、重ねる幅が5㎜足りないところがありましたが、
その場で水を通さない防水テープを貼って是正し、無事完了しました。
外部はこの監査のあと、サイディングを張って仕上げていくため、
お施主様こだわりの素敵な外観ができていくのが楽しみです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。